◆ 満10年となりました。
♪ 三千と六百五十日前の発句は今日の記念の一首‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ とうとうやって来た、記念すべきこの日。 一日一首を掲げて気楽に、時には必死で続けて来た短歌ブログが、今日、十年という大きな区切りの日を迎えた。長かったと言いたいところだが、あっという間の3,650日だった。 その2006年5月8日の記念の歌 ♪ アイサツの瞬間(せつな)に少したじろいで 視線およがす今朝は初霜 「話をしたことがない近所の若者に交差点で遭ったとき、こちらからアイサツした時の歌」とあり、アイサツと片仮名表記し、瞬間を「せつな」と読ませるなど、初心者なりに考えて詠んでいるのがいじらしい。 奈良時代〔和銅3 (710) ~延暦 13 (794) 年〕の末期ごろと言われている万葉集は、約450年間にわたる作品を収めてあり4500余首、多種多様な歌が収められています。 今から1200年以上も前のものが連綿と受け継がれて今に至っている歌の世界。日本語の言葉の意味は変わっても韻律の心地よさは変わることなく、現在でも様々な形で受け継がれている。世界にも稀な才能を持っている日本人の言語感覚。 初めは「五七調」として素朴で力強い感じを与えることを特徴としていたものが、時代と共に優しく優雅な感じを与えることを特徴とする「七五調」となってゆく。「今様(今風の、現代的なという意味。75757575で1コーラスを構成)」と呼ばれるようになって、今に至る。今様-八坂神社の節分祭 「君が代」は短歌が基になった五七調の歌ではあるが、現代は七五調が様々なものに使われて生きている。そのリズムが、日本人の心に響きやすく覚えやすいため、交通標語や唱歌、歌謡曲などこれ無しでは始まらない。 百人一首を口ずさみ俳句や川柳にいそしみ、何の疑いも無く七五調のリズムの中に身を置いている日本人。短歌はこれからも微妙に形を変えながら、七五調のリズムを楽しむためのものとして存在していくのでしょう。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」