☆ 「税金は政府の、そして僕らの金だ」安倍晋三
♪ 納税の義務に罰ありさりながら使う側には罰なきて 憂し‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 政権が長期にわたると必ず菌が繁殖し、次第に悪性なものへと変化してゆく。自覚症状もなく気付かずにいることが多い。多少の症状があっても軽く考えて放置しておくので、全体に広がっていって対処療法では追いつかなくなる。その悪政新生物は外界とは遮断されたも同然の状態で、何事もないかのように平然と嘘をつき、腹水をたっぷり溜めた体を労わっている。 税金の無駄使いが甚だしく、会計検査院が国の2018年度決算の検査報告によると、税金の使い方などに問題があると指摘したのは335件(合計1002億円)に上っている。 自分の金じゃないという意識と検査・監査が甘いので幾らでも誤魔化しが出来るのと、公務員の意識の低さが無駄を助長している。 また、権力者や上司がやる事には逆らえず、悪用している事にも目を瞑ってやり過ごす体質も問題だし、そこにある仕組みの欠陥も是正されない。4月13日 総理大臣主催の「桜を見る会」をめぐり、野党側の追及チームの会合が14日も開かれ、内閣府の担当者は、ことしの招待者名簿などを5月9日に廃棄したと明らかに。 安倍晋三氏が総理になって「桜を見る会」の参加者は年々増え、安倍以前は参加者が概ね1万人程度だったのに2014年になると1万3,700人、今年は1万8,000人と増えた。当然、かかる費用も14年の3,000万円から19年は5,520万円にふくらんだ。この費用が税金で賄われていることが問題なのだ。総理にとってははした金だろうが、こういうのを幾つも重ねているわけで、その総額は一体いくらになるのか・・・。 納税という三大義務の一つに罰則がつく。義務に罰則があるなんて、他にはない制度だ。それだけ国にとっては重要なものなわけだ。 滞納しただけでもこういう付帯税といものが加算される。 1. 過少申告加算税 2. 無申告加算税 3. 不納付加算税 4. 重加算税 5. 延滞税 6. 利子税 脱税ともなれば、所得税法第238条違反や、法人税法第159条違反となり、「10年以下の懲役又は1,000万円以下の罰金又はその両方」に処されることになる。 以前は脱税額が3年間で1億円以上というのが1つの目安とされていたが、最近では、その額が下がっている傾向にあるらしい。平成23年度の税制改正により、確定申告書等をその提出期限までに提出しないことにより所得税を免れた者は、5年以下の懲役若しくは500万円以下の罰金に処し、またはこれを併科することとなった。取り立ても罰則もどんどん締め付けがきつくなる。「法の精神」を著し、三権分立を提唱したモンテスキューは、こんなような事を言っているらしい。*真に偉大な人間になるためには、人々の上に立つのではなく、彼らと共に立たなければならない。 (権力の座に就いた人には馬耳東風で、絵空事にしか思えない)*人間は考えることが少なければ少ないほど余計にしゃべる。*雄弁家は足りないところを話の長さで補う。 (都合が悪いときは、余計な事をべらべらとしゃべり続けて、時間稼ぎをする)