〇 マイ・ラン×スマの三日目。父の形見の時計をはめて・・
♪ 十キロをらくらく走り草と木と花と遊べる風になりたし‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ マイ・ラン×スマの三日目。この日、抽斗を整理していたら懐かしい腕時計が出てきた。これをはめて家を出た。 15分ほど歩いて、15:30にランをスタート。どうにも体が重く、足が動かない。5キロぐらいの荷物を背負っている感じで、すぐに顎が上がって7分ほどで歩きだす。これじゃいかんと心にムチ打って、2分足らずでまた走り出す。やっぱりダメだ。4分走って汗もかいてきた。 二度もブレークして梅丘二丁目の交差点。信号手前から1分歩いたところで2,700歩、3キロぐらいのところか。そこから8分走って、かなり汗もかいたので体も軽くなってきた。2分ほど歩いて息を整え、5キロ地点まで最後の力を振り絞って走る。 どうしても前傾姿勢になる。理想的なランニング姿勢らしいが、スピードが上がってしまうので却って疲れる。腕の振りを、前ではなく後ろに振るようにして姿勢を正しながら走る。アップアップ状態でようやく5キロ地点に到着。まともに5キロ走ったのは初めてになる。4,750歩、16:13を指していた。 43分もかかって、ブレーク3回でトータル5分歩いている。5キロ30分の目標は、私にはかなりハードルが高いなあと実感。情けないがこれが現実。 8日の「ラン×スマ」で鈴木奈々が千波湖マラソンにチャレンジし、10キロ70分の目標をほぼ達成したのを見た。練習嫌いの彼女ができて私に出来ないはずがないと思うのは、いかにも不遜な態度だと反省。彼女は若いし、番組ではもうかなりの時間を費やして様々なトレーニングを重ねてきている。昨日や今日始めたことではないのだ。 この時計、1960年代にオヤジが使っていたもので、唯一の形見だ。当時としては最先端の自動巻き。腕を振ると中の分銅が回ってネジを巻くようになっている。腕を振るとグルッグルと回っているのが分かる。リューズでも巻けるようになっている。DIASHCK 17 JEWELS裏ブタには、SEIKO GYRO-MARVEL FULL WINDING AUTOMATIC とある。 60年間、全く動かさずに放置してあったのでどうかと思ったが、ちゃんと動く。さすがセイコーだ。ちょっと重いかと思ったがバンドが布製なのでそう苦にはならない。 私はアナログ派なので、使ってみて時計はやっぱりこうでなくちゃと再認識した。時間の経過が一目でわかる。結果を数字で見るのと違って、針の位置が、その間の時間的経過を映像として見せてくれる。時の歴史が如実にわかるというわけだ。 1959年に諏訪精工舎で開発されたもので、セイコーとしては2代目の自動巻き時計らしい。初のマジックレバー方式を搭載し、国産腕時計で初めてローター部分にベアリングを採用するなど、セイコーの自動巻き時計の基礎となったセイコーの歴史にかかせない自動巻きモデルの逸品だそうだ。 自動巻きを示す独楽のマークが文字盤に配されているのが特徴とか。 裏ブタを外したところ ヤフオクにたくさん出品されていて、動かないジャンク品が13,200円で落札されていた。