友岡 雅弥氏講演23 常勝大阪 H6.6.12
無名の人に最高の名前をあげた。しかも大聖人は流罪で来てたのでお金が無いのに、大切にしていた本を売って、そのお金で帰りの旅費のお金を工面してあげた。お金をあげて、無名の人に最高の名前をやった。これが大聖人の戒名です。他にも「妙法比丘」とか「妙日尼」とか「比丘」とか「尼」と付けても別に坊さん違うんです、普通の女の人です。その人に『あなたは出家と同じくらい立派ですよ』と、ぼんぼん付けるんですよ。ある貧しい家に生まれた名前の無い女の子に「乙御前(りっぱな御前という意味)」と、こういう名前をつけた。こういう御前とか上人とかは、鎌倉幕府や天皇が貴族や坊さんの偉い人に付ける役職の名前だった。それを貧しき名前もない人にぶわーとやるわけですよ。これで鎌倉幕府からまた睨まれてしまった。『あの日蓮は我々が立派な人にやってる名前をあんな下々の者にやっている。』と。(つづく)