一念を定めて祈ることが大切
一念を定めて祈ることが大切一念に億劫の辛労を尽くせば本来無作の三身念念に起るなり(御義口伝、御書790㌻) 〈通解〉一念に億劫の辛労を尽くして自行化他にわたる実践に励んでいくなら、本来身に具わっている無作三身という仏の生命が、瞬間瞬間に現れてくる。 真剣に唱題すれば、必ず、全てが良い方向に向かっていきます。仏法の祈りは「誓い」です。「必ず実現してみせる」と決める祈りです。そう決意を固めるから、本気で努力できる。努力するから、祈りを実現できる自分になるのです。(中略)祈って、努力していけば、心の奥底にある願いは必ず叶っていきます。題目の人は、最後は自分の思い描いた以上の大勝利の青春、そして人生を歩めるのです。(『未来対話』)◇◆◇信心が強くなれば、自然のうちに一念が定まってきます。また、祈っていて浮かび上がってくる雑念とか思いとかは、その時の自分が気になっている課題なのだから、雑念などと言わないで、なんでも、きっちりと祈りに変えた方がいいでしょう。大きなことだけを祈るのではなくて、小さなことも、一つ一つ、きっちりと祈りを込めて勝ち取り、固めていくことです。もちろん神経質になる必要はない。ともかく、ありのままの姿で、題目を真剣に唱えていくことだ。(「法華経の智慧」、『池田大作全集』第31巻所収) 【御書カフェ―華陽姉妹の語らい―】聖教新聞2020.9.12