加藤諦三bot
他力本願では心が安らぐ日は来ない。 私たちは、できれば、悩みも苦労もない楽して幸せなだけの人生を送りたいと望むが、そんな人生などないということである。うまくいっている人生とは何も問題のない人生ではなく、次々に問題を解決している人生である。 自分の苦しさに負けないこと。自分の苦しさに甘えないこと。自分の苦しさに酔わないことが、自己中心的でないということである。 今トラブルを解決しようとしていれば今は辛い。今辛いことがあるのは、あなたは現実から逃げていないから。今キチンと生きているからである。イヤなことから逃げていれば「今この瞬間」に辛いことは出てこない。 間違った選択をした上で、忍耐力でがんばるといよいよ泥沼に陥る。忍耐力はいいことでも悪いことでもない。望ましい選択をしたときには望ましく、間違った選択をしたときには忍耐力は傷を深くするだけである。 不幸になる人というのは自分が不幸になるよう行動している。 過去が納得できて、はじめて過去と縁が切れる。 劣等感の強い人は失敗すると深刻に落ち込む。成功すると傲慢になる。 強い人は安定し、流動する。弱い人は硬化ししているくせに、だらしなくなる。