不況に勝つ知恵――松下幸之助の言葉から
PHP総合研究所社長・江口克彦氏にインタビュー―互いに多忙な中、30階を超える対談は異例だと思います。話が弾んでしまい予定の時間をオーバーすることも多く、秘書の私としては、次の予定があるのだけれど・・・・・・と思っていました(笑い)。最高責任者、リーダーとして、何か共鳴するようなものがあったのではないかと思います。言ってみれば、「名人、名人を知る」というようなものでしょうか。そういう意味で、松下幸之助は、池田名誉会長とは、一番心から打ち解けて話ができたのではないでしょうか。それが30階を超える出会いにつながったのではないかと思います。えぐち・かつひこ 1940年、名古屋市生まれ。松下電器産業に入社後、PHP総合研究所秘書室長などを経て現職。23年間松下幸之助の秘書とつとめ、その考え方を学ぶ。著書に『地域主権型道州制-日本の新しい「国のかたち」』(PHP新書)、『国民を元気にする国のかたち』(PHP研究所)など多数。【文化】聖教新聞09・3・5(おわり)