河合師範御書講義
四条金吾殿御返事(此経難持御書) 御書全集1136頁《本文》この経をききうくる人は多し、まことに聞き受くる如くに大難来れど憶持不忘の人は希なるなり、《講義》法華経を聞いて信心をする人は多い、だけど、<まことに聞き受くる如くに>今度は、御書に出てくるように、信心をすれば「三障四魔」「三類の強敵」が起こると経文に書いてある。<聞き受くる如くに>言われた通りにということです。現実に言われた通りに「難」が起きてくる、「宿命」が出てくると<憶持不忘の人は希である>ということなんです。 池田先生はこう言われた。「御書に書いてあるではないですか、難がある。三類の強敵が出てくると書いてあるではないですか、御書に書いてあるのになんで疑うんですか、御書に書いてある通りではないですか。日蓮大聖人がおっしゃられたその通りだと思うことです」といわれました。だけど、現実に自分の問題になってしまうと疑ってしまう。だから「境涯」が開けないんですね。<聞き受くる如くに>いつも聞いているように大難が出てくるよということです。それでも忘れずに持つ人は希である。と、言うことです。(つづく)